ブラッドストーン(血石)

数多くの伝承が残る聖なる石

石言葉

ブラッドストーンはジャスパーの中でも、緑色の地に血のような赤い斑点模様が見られるものを指します。

この石には有名な伝承があり、イエスがゴルゴダの丘で磔にされた時、ちょうど十字架の下にあった石にイエスの血が染み込んでできたとも言われています。

そのため、絶対的に魔的なものを寄せ付けない石とも思われていました。

別名を「ヘリオトロープ」とも呼ばれ、かつてエジプトのヘリオポリスからこの石が産出したことと、ギリシア語の「ヘリオス＝太陽」「トロポス＝向く」が名前の由来となっているそうです。

この赤い斑点のように見える部分は緑泥石などを含むジャスパーの中に酸化鉄などを含む鉱物が点在しているため発色しているとされています。

ブラッドストーンは名前の通り血液と非常に深い関係があり、血止めや、腫れ物を癒したり、血液関係の病気全般に対して良い影響を持つを言われています。

血液に力を与え、酸素の循環を良くする力もあり、そのことから持ち主の明晰性を高めてくれます。また、ブラッドストーンは生きることへの前向きな欲求を高めてくれ、人生に対して喪失感を持っている人や疲れている人にとって心身の両面からゆっくりと力強いサポートをしてくれます。

その他にこの石のエネルギー的特性で最も特筆すべきは、生命の誕生に対して深い関係があり、肉体との直接的な関係ではなく、授かるというある意味霊的なレベルでの妊娠のサポートとなってくれる石です。